目指す教育
教育方針
キリスト教の「愛と自由の精神」に基づき、一人ひとりの人格を尊重し、自らを築いていく成長過程(自己形成)において環境(人・物)を整えて、調和と活力に満ちた人格形成を援助することを基本方針としています。
教育目標
聖フランシスコ学園の設立母体であるフランシスコ修道会の創立者、聖フランシスコが示された神と隣人への愛に生き、自然を愛することを目標に、毎日の生活の中で一人ひとりの経験を大切にしながら、豊かな精神を育てることを目指して保育いたします。
教育方法
子供は,真の自由と整えられた環境の中で、周囲の人や物から、あらゆるものを知識として吸収します。
幼児期の吸収力は、大人が60年かかって獲得する量に匹敵するといわれています。子供たちは、このすばらしい吸収するこころをもって、大人である私たちにこう訴えています。
「わたしが、一人でできるように手伝って!」
と「子供の発達を援助する。そして子供が今、置かれている状況に自分で適応できるように助ける。」 これがモンテッソーリ教育の真髄です。
モンテッソーリ教育とは
イタリアの医学博士でもあったマリア・モンテッソーリ(1870〜1957)が、子供を観察する中で発見し開発した教育法です。
子供は様々な教具・教材の中から、自分の興味や発達に即したものを自分で自由に選び、活動します。これは、自分の成長のリズムの中で内面的要求に沿った選びであり、とても重要な選択です。自分の要求に合ったものを選ぶ経験を重ね、自分のことを自分で決める作業を十分楽しみやり遂げる。また、調和のとれた人格形成を自分の力で成していきます。この体験は、自主自立につながり、幼児期に大切な基礎となっていきます。
モンテッソーリ教育におけるこころの発達の筋道
- 自由選択(自分で自由に教具を選ぶ)
- 繰り返し活動(選んだことに続けて関わる)
- 集中(関わったことに全人格をかける)
- 正常化(できた!完成した!という実感をもつ。)
子供は環境との深い関わりを通して、命の躍動と充実感や達成感のある喜びを経験し、心身の調和ある発達、人格の形成へと導かれていきます。
モンテッソーリ教育の5つの分野
- 日常生活訓練
- 日常生活の練習で、手首や指先をコントロール(調節)するための教具や教材を通して子供たちが自立していくために必要な(能力)を体得します。
生活の中の道具が使いこなせることで、自分に自信がもてるように援助します。 - 感覚教育
- 子供は五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・臭覚)を教具の助けを借りて、鋭敏にし、物を認識していきます。3〜6歳は感覚の敏感期と言われます。
- 数教育
- 子供の発育に沿った教育法が組み立てられています。手で触れられる具体物を使って、数の世界の法則性に出会いながら、数える喜びがわかり、同時に論理的に物事を考える基礎を培います。
- 言語教育
- 社会生活に欠かせない道具である言語は、人間にとって大切なものです。子供は『吸収する精神』ともいうべき特有の能力でことばを獲得していきます。
- 文化教育
- 日本や世界の国々、また自分をとりまく社会や大自然など、地理・生物・芸術・宗教に触れて、創造の不思議や生命の神秘に目覚め、生きる喜びにつながっていきます。
保育の特徴
降園後は、課外の体操教室も、本園のホールで行っています。